Fiesta 5 取扱説明書(日本語版)
ライブレーザーショーの実行
ライブショーとはリアルタイムでシーンを選んで切り替えます。日本で行われているコンサート、演劇、クラブ、フェスティバル等々は殆どがこの方式を使っています。このFiesta foe Macを使えば非常に簡単に行えます。さらに、シーンを作る、修正なども短時間に行う事が可能です。
音楽に合わせシーンを切り替えるだけです。
音楽のタイミングに合わせタイミング良くシーンを切り替えるだけです。
レーザーオペレーターの経験がある方や照明、音響の方はすぐに出来ると思います。
下の写真を見て下さい。バンクの中にいくつものシーンが入っています。これをタイミング良く選ぶだけです。マウスや、キーボードで選ぶ事が可能です。キーボードで選ぶ場合はカーソルをバンクの中に置いて下さい。
Macのシステム環境>一般の中でライト、ダークモード設定可能これはライトモード
ライブショーで使うツール
ライブショー用に設定する
ライブ感覚でシーンをクリックして操作する為に最適な表示はDJ モードがあります。メニューの表示->表示モード->DJ モード を選択してください 。この表示であれば必要のないウインドウは開かれません。もし、使いたいウインドウがあればメニューの表示をクリックして必要なウインドウを選択して下さい。
ライブレーザーショーに適したDJ モード
バンク/シーン
バンクの中のシーンを選ぶだけです。 キーボードで選ぶ場合はカーソルをバンクの中にお入れ下さい。シーンは横10縦4段になっていますので。キーボードの配置になっていますのでシーンを選び安いです。マウスを使っても選ぶ事ができます。
キーボードはライブレーザーショーをするのに適しています。
ライブ設定
Fiesta for Macのメインウィンドウにライブ設定パネルがあります(表示されていない場合は、メインメニューから表示->ライブ設定を選択してください)。
ライブ設定では、すべての基本的なレーザー出力パラメータを変更することができます
ライブ設定では、下記のコントロールすることができます :
機能 | 説明 |
---|---|
ブライトネス | すべてのレーザーの明るさをコントロール。 レーザー本体はアナログ変調になっていることを確認して下さい。(TTLですとブライトネスが表現できません。)レーザーの種類によってはブライトネスを使う事が出来ないレーザーもあります。プロ用レーザーであれば通常は可能です。 |
スピード | シーンのスピードをコントロールすることができます。 リズムに合わせて調整すると良いかと思います。 |
サイズ | 照射サイズを変更することができます。実際のライブレーザーショーには実用的ではありません。 本番中にサイズを変えることは望ましくないです。照射エリアが変わってしまい安全が確保されなくなる恐れがあります。この場合は、設定->レーザー設定で行いましょう。 |
フェード | シーンとシーンを切り替えるときにクロスフェーダーのどれかを選択していれば切り替わり時間の調整が出来ます。クロスフェーダーの持続時間を設定できます。 |
スキャンレート | デホルトでは100になっていますが、数字を下げていくとレーザーのスキャナーのスピードが遅くなります。これによりチラツキが大きくなり、ビームの明るさも明るくなって見えます。なので、注意して使いましょう。 |
アニメーションやシーンの方向を変える事ができます。デホルトは右図の様にしておきましょう。逆になってシーンを作ってしまうと逆方向に再生されてしまいます。ご自身で常にどちら向きにするかを決めておくのが良いでしょう。 | |
色 | 赤、緑、青のスライダを使って色をリアルタイムで変更できます。 |
ライブポジション
ライブポジションは全てのレーザーの位置をコントロールすることができます。表示されていなければ表示->ライブポジションで表示して下さい。マウスやパットで自由に移動できます。センターにしたいときにはマウスの右クリックをして下さい。
ライブポジションでレーザーの描画位置を変えることができます
Fiestaの基本ですがデホルト状態に戻したいときには、戻したい画面の上にマウスを置きマウスの右クリックをして下さい。
クロスフェーダー
2つのシーン間のトランジションをスムーズにすることができます。 実行中のシーンとクリックした(またはキーボードボタンを使用してアクティブにした)新しいシーンを切り替えるのに最適です。表示->クロスフェーダーを選択してください 。
次のクロスフェーダーがあります。
- ランダム - ランダムな方向(左、右、上、下)に移動し変わります。
- 再フェード - フェードアウトし、新しく選択したシーンはフェードインします。
- 描く - シーンが消え次のシーンを描きます。
- オープンクロック - シーンが消え次のシーンを左回転で表示して行きます。
- 書き換える - 実行中のシーンを消しながら、新しいシーンを描きます。
- クロックを書き換える - 実行中のシーンを消しながら、新しいシーンを左回転で表示して行きます。
- ズームイン - シーンが消え次のシーンをズームインしてきます。
- ズームアウト - シーンがズームアウトし、次のシーンが表示されます。
- ズームアウトイン - シーンがズームアウトし、次のシーンがズームインします。
クロスフェーダー変化時間の長さはライブ設定の中にあるフェーダーで設定できます 。
初期状態のバンクのシーンはFiesta for Macでどのよう使ったらいいでしょうか
下のバンクはインストール後に表示された状態です。
初期状態のMacのバンクとシーン
では実際に曲を使い試して見ましょう。下記の動画をご覧下さい。(ビデオを見るためにはオンラインにする必要があります。)Darude - Sandstormの曲を聞いて下さい。
Darude - Sandstorm
1:28にベースシーケンスが終了します。 2時30分まで続く全体の無音シーケンスのためにいくつかの無音シーンになります。 1:35から素敵なベースを使ってみませんか? そのため、 A、S、D、F、G、Hキーは常に同じシーンの異なる位置にあります。 また、これらのシーンをフェーダーと組み合わせて使用すると(この曲ではズームイン)、さらに面白いことになります。色々と試して遊んで下さい。
ライブレーザーショーのためのトレーニング?
ライブショーは音楽に合ったシーンをタイミング良く出すだけです。覚えている曲であればどのタイミングで音やリズムが変わるかなど解るはずです。そのタイミングで的確なシーンを選ぶだけのことです。その為には多くの曲などを聞くことをおすすめします。または符割を作りシーンを書き込みそれを見ながら選ぶのが良いと思います。音楽に詳しい方であれば非常に楽な事だと思われます。