Fiesta 5 取扱説明書(日本語版)
レーザー設定
レーザー設定では、サイズ、回転、ブランキング設定など、レーザー出力に関するすべての重要な描画設定ができます。
レーザー設定
レーザー設定を表示するには 、メインメニューから設定->レーザー設定を選択します。 以下の画面が表示されます。
レーザー設定ウィンドウ
ゾーンにはレーザーの台数や見え方などを調整する事が出来ます。これはFiestaメインウィンドウのプレビューウィンドウでも使用されます。 X 、 Y 、 幅 、 高さを使用して位置とサイズを正確に定義することもできます。 ヘッド Xとヘッド Yを使用すると、レーザーのビーム原点を変更できプレビューでの見え方が変えられます。また、選ばれている枠(赤枠、コントローラーがPCに接続されていれば緑枠)の中にある丸いアイコンを直接移動することも可能です。
新しいレーザー出力を追加するには、レーザー設定ウィンドウが表示された状態のメインメニューから出力-> ゾーンを追加を選択します。 ここでの「ゾーン」は仮想レーザー装置として表示されています 。実際にコントローラーを接続しなくとも仮想で作り込むことができ、実際にコントローラーを接続して使うことも可能です。Fiestaはコントローラー(デバイス)が無くともシュミューレーション可能です。そこが他社製品とは全く違うところです。
各ゾーンは1つのハードウェアデバイスに描画できます。 しかし、同じハードウェア出力に描画するために複数のゾーンを使用することもできます。 これは1つのレーザー機器に対していくつかの投影領域をつくることができます。例えば1台のレーザーで1、2階席の間をゾーン1にして2,3階席の間をゾーン2にすることができます。
メインメニュー
レーザー設定ウィンドウのメインメニューにはいくつかの重要な設定があります。
出力
関数 | 説明 |
---|---|
ゾーンの追加 | 新しいゾーンを追加します(追加の出力)。 |
ゾーンクローンの追加 | 選択したゾーンのクローンを追加します。 この設定により、(追加のハードウェア出力デバイスの代わりに)Y-ILDAスプリッタを使用する場合などに、視覚化で追加のレーザーを使用できます。 しかしこれは、同じ出力を複数のハードウェアデバイスに引き出すためにも使用できます。 |
ゾーンを削除 | 選択したゾーンを削除します。 |
レイアウト | レイアウトの追加、削除などできます。 |
ハードウエアを追加 |
ハードウェア出力を追加/削除します。 |
ツール
機能 | 説明 |
---|---|
背景 |
レーザープレビューの背景画像を選択することができます。 |
グリッド | ゾーンウィンドウのグリッドを設定できます。 |
レーザー照射テスト
選択したレーザーに対してテストパターンを照射できます。
機能 | 説明 |
---|---|
すべてなし | すべてのレーザーに対してすべてのテストを無効にします。 |
無し | 選択したレーザーのテストパターンを表示しません。 |
長方形 | 長方形を表示します。 |
グリッド NxN | 選択したレーザーのグリッドを表示します。 |
円 | 円を表示します。 |
オリエンテーション | 四角の中に十字と方向が表示されます。 |
カラー | RGB等のブライトネスを線と円で表示します。 |
シーンを選択 |
開かれているBankのSceneを選択できます。 |
レーザー ON | このウィンドウを終了せずにレーザーをオンまたはオフにすることができます。 |
一般
仮想レーザーごとに一般的なプロパティを設定できます。
機能 | 説明 |
---|---|
ゾーン名 |
ここで名前を指定できます。 |
ハードウェア出力 | ハーウェアディバイス(Moncha2)が既に追加されている場合は、設定したいIPアドレスを選択します。 |
ハードウェア設定 | ハードウェア(Moncha2)固有の設定が出来ます。 |
サイズ X、サイズ Y | 選択した仮想のレーザーの出力サイズ |
回転 Z | 平行を設定するためのZ軸の回転。 |
反転 X、反転 Y | XやYを反転します。 |
プレビューに設定を適用 | チェックすると、仮想レーザーの設定もプレビューウィンドウに反映されます。 |
プレビュー設定
プレビュー設定では、選択した仮想レーザーのプレビュー設定ができます。
機能 | 説明 |
---|---|
アウトライン幅 | レーザーの線の幅。 |
スモークの濃度 | レーザープレビューのスモークの濃度。数字を増やすと筋が濃くなります。 |
カットプレビュー | これをチェックすると、プレビューレーザービームはレーザー長方形の外側に表示されません。 |
ゾーン名 | プレビューウィンドウにゾーン名を表示または非表示にします。 |
ゾーンウインドウ | レーザーゾーン枠の表示または非表示にします。 |
投影補正
平らではない面(煙突、凹凸面など)にグラフィックを描画する場合は、投影設定で投影グリッドを設定できます。 投影に使用したいグリッドのサイズを定義できます。 そして、マウスの左ボタンでドラッグして、グリッドの点の位置を設定します。 この設定は、レーザーがオンで描画中に変更する必要があります。
小さい四角いポイントを選択し、キーボードの矢印キーでも1ドットづつ動かせます。shiftキーを押しながら矢印キーを押すと10ドットづつ動かせます。
レーザーの投影補正
ハードウェア設定
レーザー設定ウィンドウの中の一般タブの中でハードウェア出力:でIPアドレスを選択しますとハードウェア設定をすることができます。ここで物理レーザーデバイス(Moncha2)のハードウェア設定をします。
一般のハードウェア設定
このパネルには4つのタブがあります。
- 一般 - 基本サイズ、位置、描画速度の設定。
- ブランキング - ブランキング設定。
- 明るさのマップ - 明るさマップを設定できます。
- カラーマッピング - レーザーの色設定。
注意:これらの設定はすべて、このハードウェアデバイスに影響します。
一般
ハードウェア出力設定を設定できます。
機能 | 説明 |
---|---|
位置 |
ハードウェア描画位置の中でマウスを使って位置を変えることもできます。 位置の中にカーソルがあるときには、キーボードの矢印キーを使い1ドットづつ動かすことが出来ます。また、矢印キー+Shiftキーを使って位置を速く動かすことも可能です。右クリックで編集を選び直接数字を入れる事も可能です。また、センターに戻すこともできます。 |
サイズ X、サイズ Y | ハードウェアデバイスの最大出力サイズを設定出来ます。 |
ブライトネス | ハードウェアデバイスの最大のレーザーの明るさを決める事が出来ます。 |
最大FPS | Fiesta for Macは自動スキャンレート計算を使用しており、この値は1秒あたりの最大フレーム速度を設定するために使用されます。 この値を50に保つことをお勧めします。最大で200FPSまで使い得ます。レーザーを撮影するときに重宝します。デホルトは50になっています。 |
スキャンレート |
スキャナーの最大速度を決めます。使われるレーザーのスキャナーの設定をご確認下さい。5,000~100,000まで可能です。デフォルトは40,000になっています。 |
回転 Z | 平行を決めるために使います。 |
反転 X、反転 Y | X,Yの軸を反転できます。 |
※スライダーの上で右クリックをするとデホルト状態になります。ブライトネスは50になってしまいますので注意して下さい。
ブランキング
ブランキング設定では、レーザーのブランキングプロパティを設定できます。 レーザーのブランキングがどのように機能するのかわからない場合は、これらの設定をデフォルトのままにしておくことをお勧めします。
ハードウェア設定、ブランキング
機能 | 説明 |
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ブランク ポイント距離 | |
フレーム補間 | 新世代のカラー シフト アルゴリズムを使用する場合にチェックします。ほとんどのレーザーで描画品質が向上します。 |
ポイント角 | |
カラーシフト | |
最初のホワイトポイント | |
最初の空白ポイント | |
最後のホワイトポイント | |
最後の空白ポイント |
ブライトネスマッピング
ここで明るさマップを設定できます。 観客をビームから守ることができます。 これはレーザーの基本的な機能です。必ず設定しましょう!
ハードウェア設定、ブライトネスマッピング
追加と削除を使用して、ブライトネスマッピングを追加または削除できます。 垂直方向または水平方向のいずれかにブライトネスマップを作成することができます。 また、 下/上または左/右設定を使用して、これらのレーザー明るさを定義できます。
カラーマッピング
レーザーは固有の個性の有ります。これをカラーマッピングを使い色を合わせることが出来ます。
ハードウェア設定、カラーマッピング
これらの設定により、レーザーカラーチャンネルごとにフェードカーブを定義できます。